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苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」

著者 森岡毅

出版社 ダイヤモンド社

出版日 2019/4/11

本文を機械音声にて、読み上げてくれます。これを聞きながら文書を読むと頭に入りやすいと思います。

textalk
00:00 / 13:13

森岡毅著の「苦しかったときの話をしようか」についてです。



当時、経営難で窮地に陥っていた大阪のUSJ を劇的にV字回復させた人物として有名な方が

就活で悩む娘さんに何かしてやれる事は無いのか?!と、言う事でこれまでにご自身が経験された事や考えなどを書き綴った本です。


 

 

 

 

 

 

 



これは、就職活動をしている方や転職を検討されている方には、かなり参考になる書籍だと思います。
 

 

 

 

 

 

 


直接、就職活動や転職活動には関係が無いものの、知り合いにその活動している人がいる場合は、参考になる情報だと思います。



 

 

 

 

 

 

 

どんな事が書いてある本なのか、簡単に言いますと「やりたい事が分からない」⇒この状態からどのようにしたら抜け出せるか。

をマ-ケ-タ-の視点から学んで行く方法を解説されています。




 

 

 

 

 

 

 

 

この本は、娘さんに語り掛けて行きながら話が進んで行きます。もともと出版する予定が無く単に娘さんに向けて書き綴った本なので、その読み手である娘さんに分かりやすい表現が用いられており、一般の人では表現的に分かりにくい部分もありますが総じて素晴らしい書籍だと思います。



後半部分では、思わず涙してしまうところが有りこの娘さんは、良きお父さんをもったな! と感じるのでした。

私には、生まれて一歳の時に両親が離婚しているので、父親の存在が私には理解できないでいます。ですので尚更、強く感じました。



今、将来に悩んでいる。

自分が何をしたいのか分からない。

生きがいが見つけられない。



そんな方は、是非読んでいただきたい本です。

そして、著者である 森岡毅さんは、どんな人なのかを知っていただく為プロフィールを紹介させていただきます。

■■■■■

森岡 毅(もりおか つよし、1972年(昭和47年)10月12日 - )は、日本を代表するマーケター、戦略家、実業家。

ビジネス書のベストセラー作家としての顔も持つ。元株式会社ユー・エス・ジェイ チーフマーケティングオフィサー 執行役員。兵庫県伊丹市出身。

高等数学を用いた独自の確率統計ノウハウによる戦略理論と多くの奇抜なアイデアで、経営難に陥っていたテーマパーク・ユニバーサル・スタジオ・ジャパンをV字回復させた人物として知られる。
この本の大切なポイントを、3つの事柄をあげさせていただきます。



①自分の軸を持つ。⇒どんな自分だったらハッピーなのか?!


②自分の強みを磨く。⇒環境を選択する。


③弱点から逃げる。⇒自分の弱みで戦うのではなく、強みで戦う事。



上記の事柄を実行する為には、まず自分を知らなければなりません。

その為、自分はどんな事が得意なのか、を分析して自らを把握します。




 

 

 

 

 

 

 

 

 

個を磨くアメリカの教育と対局に有る日本の組織の一員としての教育では、なかなか自分が見つけるのが難しいと思います。

そこで、自分を分析する方法を教えてくれています。



時には、自分を客観的に見てみると言うのも有りですね。



これが本書のポイントだと思います。

当然、本書ではもっと具体的に書かれています。



これについて、反対意見も有るかもしれませんが、マ-ケ-タ-で有る森岡毅さんの視点から見たもので、参考に出来るところは取り入れて見てはと思います。


自分以外の視点で物事を見てみるのも、別の景色が見えるので楽しみだと私は思いました。


また、本書では元々娘さん用として作られた関係なので、内容的に好き嫌いがハッキリでる書籍だと思います。表現の仕方に気分を、害するかもしれませんので予めご了承下さい。



また、自分磨きをして行く過程で不安な気持ちになります。



新しい事を行う時に、不安な気持ちになった事はありませんか ?



私の場合、いつものクライアントさんからの仕事はほぼ毎日行って慣れていますが、たまに別のクライアントさんからの依頼の仕事も有ります。


そんな時に、不安な気持ちが沸き上がります。

作業手順書を読んでも、分かる人が読んで分かる内容になっているので初めて作業する私には理解し難い内容です。



それで、更に不安な気持ちが強くなって行きます。



こんな思いをするくらいなら、この仕事は請けるべきでなかったと後悔までするのでした。



しかし、これは私のスキルアップに繋がる仕事になる。新しい事に挑戦している私は頑張っていると思えるのです。


前後してしまいますが、本書で覚えておいた方が良いかもと言う事柄について2つ書かせていただきます。



①あなたの年収を決める法則

②資本主義の本質とは



①のあなたの年収を決める法則は、次の3つで決まると言っています。



 1. 職能の価値 (需要と供給のバランス)


 2. 業界の構造 (業界によっておおよそ年収は決まっている)


 3. 成功度合いによる違い (どれだけ価値の高い仕事をしているのか)


 例外.その道の 「プロ」になる。



②資本主義の本質とは



 資本主義とは、もっと便利になりたい、もっと豊かになりたいと言う欲をエネルギーとして発展して行きました。

 その裏で、企業がとんでもない努力をして人と人とが競争をし合っています。

 そして、その競争が有るからこそ人は快適に暮らせて便利にすごす事ができるようになります。


 
 

 

 

 

 

 

 

 だからこそ、資本主義と言う構造がここまで発展して来れたと思います。



 そして、この資本主義には二種類の人間しかいません。


 

 

 

 

 



 それは、自分の24時間を使って稼ぐ人と 他人の24時間を使って稼ぐ人です。

 これは、前者をサラリーマンと呼び後者を資本家と呼びます。



 

 

 

 

 

 


 つまり、資本主義とはサラリーマンを働かせて資本家が儲ける仕組みになっています。



 この章で印象的だった著者の言葉ですが、資本主義は無知で有る事に罰金を科せる社会の事です。

 サラリーマンに課せられる最高税率は、50%に対して資本家が得られる株式配当には20%の税金しかかからないのです。

 

 

 

 

 

 

 



 そこで著者が言いたい事は、サラリーマンの外には資本家の世界が有ると言うことを知る事。

 自分も資本家になれる機会にアンテナを張る事を言っています。


人はなかなか変えられない。



人は、自分を変えたいと思ってもなかなか変えられるものではない。

そんな自分に容赦なく厳しい言葉が浴びせられる事があります。



会社の上司からは、「前にも言ったよね ?! 同じ事を二度も言わせないで !!」


配偶者からは、「あなたって、本当に言葉だけで変えてくれないのね !!!?」


そして、自分でも「私って、本当にダメな人間だ !!!」と............




しかし、本書ではそんな自分を受け入れようと言っています。

その事に、もう少し詳しく書かせていただくとき次の事柄を参考にしていただきたいと思います。




人は、何故すぐにかえられないのか ? ←自己保存の本能により、変化を嫌い元に戻そうとする機能により必ず不安な気持ちが出て来る。


なので、不安な気持ちが出てきたら、今自分は変化しようとして新しい私になろうとしていると言う事です。



未来の君へ。



君にちゃんと伝えたい事がある。


君が生まれた20世紀末、日本はどん底だった。


とっくにバブルは崩壊して、景気の先行きはまったく見えず関西では大地震の強大な爪痕が生々しく


世紀末の予言感まで漂う、まさにどん底だった。



当時の人たちの闇は、格段に深くさまよっていた。


著者のキャリアのどん底を味わっていた最中だった。



著者も社会人デビュ-して、電話がとれなくなるくらい精神を病んでしまっていた。



そんな頃だった。



私のもとに、君が生まれて来てくれたのだ。



どん底の世界に生まれてくれた光だったのだよ。



生まれたばかりの君を、私は恐る恐る抱きかかえた。その時、君は私の薬指をふいにギュ! とつかんだ。



その時にダイレクトに伝わって来た温かさは、なんて儚くてなんて確かな存在感なのだろう。君の小さな手のひらと米粒のような指でつかんでいたのは指一本ではなく



私と言う存在の全てだった。



その瞬間何かのスイッチが入った。



それを言葉で表すならば この子の為に、死に物狂いで頑張らなくてはと言う覚悟の芽生えなのだが


その衝撃は、著者に全知全能の力を与えられたようでした。



突如として、心のど真ん中に 何でもできるぞ !!! と言う気持ちが沸き上がって来たそうです。


それまでの著者の人生に光を当て、奮い立たせてくれたのだろう。



その日から、やる気が尽きる事が無く、まるで火山が噴火するようなドカ-ン、ドカ-ンと沸き上がって来た。



おかげで怠け者だった著者が弱い気持ちに負けず、あるべき行動に自分を縛り付けるように出来た。



だから、一生分の親孝行は既に終わっているので、もう親孝行の事などそんな事は考えるな。君が進みたい道に進んで欲しい。


父親が娘に向けた父親の愛情を一杯に感じました。やはり親子の愛情って大切ですね。憧れてしまいます。



テレビドラマで父と子が大人になって酒を酌み交わすシ-ンが私の憧れで有り、夢でもありました。ずっとそんな気持ちを抱いていました。



私の恥ずかしい話をします。



私が二十歳になった時に、私の実の父親に会いたいと突然思うようになりました。母の結婚した写真を見ても、父の写真はどこにも見当たりません。


やっと見つけた一枚の写真でしたが、タキシ-ド姿の父とウェディングドレスの母の写真には、父の顔がハサミで切り取られていました。


私は、実の父親の顔を知りませんでした。



一度、実の父親と会って話がしたいと思いました。そして、それを実現する為に博多に行きました。



博多駅で父親と待ち合わせて、父の車で父の実家がある長崎まで行く事になりました。


途中で長崎チャンポンを食べたり、夜には飲みに行きカラオケで歌って来ました。


私の夢が実現しました。



父親は、福岡市で建築業を経営していて、私が九州に来るならお客さんを私に譲るといっていました。


ちょうど時期がお盆だった事も有り、初めて父方の墓参りに行きました。



長崎市の隣町だったのですが、長崎ではお盆の時期お墓の前で爆竹を鳴らす習慣が有ります。静岡では、やらんとですか ?! と言われましたが地域も変わると習慣も変わるものなのですね。

ちなみに、華僑とはまったく関係がありませんので。



母方の兄弟には、私が九州に行くのなら縁を切ると言われました。ただ、私は後悔がしたくなかったのでそう言われても九州には行きました。


今でも、母方の兄弟特に私と縁を切るといっていた叔父とは、時々行ったり電話したりしています。



普通に父親がいる方には、理解していただけないと思いますが、私としては叶えられない夢です。


だから、両親が揃っているだけでも私には、特別に幸せな家族に見えるのです。



そして、今の幸せを大切にして下さいと言いたいのです。



あなたは、もっと高く飛べる。



この本を出すきっかけになったのは、キャリアを活性化する人が現れて日本の未来が少しでも明るくなることを願ってたものだ。


少しでも、誰かのお役に立てればと思うばかりだ。



好きな事で無いと、努力は継続出来ない。


本当に好きな事で有るならば、努力を続ける事ができる。






 今回の感想文では、書ききれない事が沢山有ります。


 この本に関心が有る方は、是非この本を読まれる事をお薦めします。

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